客間・子ども部屋のエアコンは、今年のうちの買い替えがお得かもしれません
「まだ動いているし、あまり使わない部屋のエアコンはそのままでいい」
そう思われている方も多いかもしれません。
でも今、家庭用エアコンでは、いわゆる“2027年問題”が話題になっています。

これは、2027年度から家庭用の壁掛形エアコンに新しい省エネ基準が本格適用されることで、これまでのようなシンプルで価格を抑えたモデルが減ったり、価格が上がったりする可能性がある、というものです。
経産省の新基準は2022年に策定され、2027年度基準に合わせた統一省エネラベルもすでに導入されています。
もちろん、省エネ性の高いエアコンは電気代を抑えやすく、長くよく使うお部屋にはとてもおすすめです。
ただ一方で、客間や子ども部屋など、使用頻度の低いお部屋では考え方が少し変わります。
0年以上お使いのエアコンがあるなら、選択肢が多いうちに見直しておくことも、ひとつの賢い方法かもしれません。
こんなお悩みはありませんか?
- 客間や子ども部屋のエアコンが10年以上前のまま
- ふだんあまり使わない部屋だから、壊れるまでそのままの予定
- 買うならなるべくシンプルで手ごろなモデルがいい
- でも最近、「2027年からエアコンが高くなるらしい」と聞いて気になっている

こうしたお声は、これから増えていきそうです。
家庭用の壁掛形エアコンは、2027年度以降、新しい省エネ基準が適用されます。
制度上はメーカーに対して区分ごとの出荷平均で高い省エネ性能が求められるため、基準に届きにくい低価格帯モデルは縮小されやすく、価格帯や品ぞろえが変わる可能性があります。
「まだ使えるから大丈夫」が、あとで負担になることも
今はまだ動いている。しかも使用頻度も高くない。
そうなると、どうしても後回しにしたくなります。
ただ、2027年度に近づくにつれて、「安くてシンプルなモデルを選びたい」というニーズに対して、これまでのような選び方がしにくくなる可能性があります。
理由は、新基準に合わせるために、メーカー側で商品構成の見直しが進みやすいからです。
実際、業界や販売側でも、低価格帯モデルの減少や標準タイプの価格上昇が起こりうる、という見方が広がっています。

その結果、
- いざ壊れた時に、思っていたより高い機種しかない
- “たまにしか使わない部屋”なのに、予算が上がってしまう
- 夏の繁忙期と重なって、商品も工事も混みやすい
といったことが起こりえます。
これは、今すぐ全員が慌てて買い替えるべき、という話ではありませんが、低頻度部屋ほど「必要最低限の1台を手ごろに選べる時期」が今より狭くなる可能性は意識しておきたいところです。
低頻度のお部屋は、“省エネ性”だけで考えないのもひとつの答えです
省エネ性が高いエアコンは、もちろん魅力があります。
統一省エネラベルでも、同じ能力の機種でも年間の目安電気料金に差が出ることが案内されています。
資源エネルギー庁も、数千円の差でも10年使えば数万円の違いになると紹介しています。
ただし、ここで大事なのは使用時間です。
毎日長時間使うリビングや寝室なら、省エネ性の高さは電気代にしっかり効いてきます。

一方で、客間や子ども部屋のように使用頻度が低い部屋では、年間の使用時間が少ないぶん、高効率機の電気代メリットは相対的に小さくなりやすいと考えられます。
これは制度資料に直接そう書かれているわけではありませんが、年間の目安電気料金差は使用量に応じて効いてくるため、使用頻度の低い部屋ほど「高い本体価格を電気代で回収しにくい」というのは自然な判断です。
つまり、よく使う部屋は高省エネ機、あまり使わない部屋は今のうちにシンプル機を検討という考え方には、十分合理性があります。
こんなエアコンの見直し方がおすすめです
2027年問題を踏まえると、部屋ごとに考え方を分けるのがおすすめです。
よく使う部屋
リビング、寝室、在宅時間の長い部屋は、省エネ性の高い機種がおすすめです。
使用時間が長い分、電気代の差が活きやすく、快適性の高い機能も満足度につながりやすくなります。
統一省エネラベルの星数や年間の目安電気料金も、比較の目安になります。
あまり使わない部屋
客間、子ども部屋、たまにしか使わない個室は、価格と必要機能のバランスを重視する考え方が向いています。
10年以上使っている旧機種なら、故障リスクが高まる前に、今年〜来年の早めのタイミングでシンプル機を確保しておくのは現実的な選択です。
2027年度基準が近づくほど、低価格帯モデルの選択肢が減る可能性があるためです。
特に見直しをおすすめしたいのは、こんなケースです
- 10年以上使っているエアコンがある
- 客間や子ども部屋など、使用頻度が高くない
- 故障したら困るが、高額な機種までは求めていない
- できるだけシンプルで、価格を抑えた機種を選びたい
- 真夏の故障や工事待ちを避けたい
こうした条件に当てはまるなら、「壊れてから考える」より、選べるうちに検討しておくほうが安心です。

シンプルなエアコンを選びたい部屋こそ、早めの検討がおすすめです
エアコンの2027年問題は、「すべてのエアコンがすぐ買えなくなる」という話ではありません。
ただ、国の省エネ基準が変わることで、これまでのような低価格帯・シンプルモデルの立ち位置が変わり、価格や品ぞろえに影響が出る可能性は十分あります。
特に家庭用の壁掛形エアコンは2027年度が目標年度です。

だからこそ
- よく使う部屋は高省エネ機でしっかり節電
- あまり使わない部屋は、今のうちに価格と機能のバランスで選ぶ
という考え方がおすすめです。
客間や子ども部屋など、使用頻度が低いお部屋のエアコンで、すでに10年以上お使いなら、今年のうちに一度見直してみる価値は十分あります。
“必要な部屋に、必要な性能を、無理のない価格で”選べるうちに、早めに検討してみませんか。
